初日、中久木さんの「気持ちに寄り添うと共に、感覚を近づけるといい支援ができる」という話をその時は理解できなかったが、疑似体験をさせてもらったことでその意味がわかった気がした。そして仕事でいつも支援している方々へ「日々の私たちの普通の生活をしようとするだけで皆さん頑張っている。頑張って生きてるんだ。」という思いが強くなり、声掛けにも変化が起こりました。
 「問題行動には意味がある」…毎朝出勤すると廊下の同じところを行き来する多動の子。決まった時間になるときちんと部屋に入り自分の席に着く。この子は人とのコミュニケーションも苦手、感情も行動に出て問題行動が多いという印象でしたが、休まず毎日訓練していました。そして講座期間中にその子の就職日が重なり、大変な努力があって毎日来ている事に気づけた私は、その子と話すタイミングがあるたびに「本当に毎日頑張って来ましたね。よく頑張りましたね。」と話しました。自然にその言葉が出てきました。
 講座の最後の方は、その子の私への見る目が変わった様な気がしました。『気持ちが通じたのかな。講座を受けて良かった。」と思うと共に、少し自信が持てました。
どの講座でも共通して「環境(整備)」があった。環境には2種類あると思う。
①心理的環境(周囲の人、周りの人がどう接するか?など)
②物理的環境(視覚、道具など)
 本当に講座を受けて良かったです。7日間ありがとうございました。