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《保護者の気づきと学びの場カシオペア「一歩の会」ご案内》【2024年11月1日更新】
子ども支援室カシオペアでは、フリースクールカシオペアと、小中学生の保護者を対象とした学び・気づきの会「一歩の会」を月に1回、行っています。2024年4月から開始、9月からは、月1回、午前と午後に分けて行っています。12月以降の日程を記載します。午後の部終了後は、学習支援の相談もお受けします。
2401101 カシオペア一歩の会案内 12月.1.2.3月 午前午後各12人募集
毎月第2または第3金曜日 午前の部:9時40分~11時40分 午後の部:13時00分~15時00分
午前午後:各12人、場所はカシオペア事務所(熱田神宮北)です!
カシオペア「一歩の会」のねらい
個性ゆたかな子どもたち一人ひとりに合わせた学習支援を具体的にどう考えたらいいのでしょうか? 支援の情報はたくさんありますが、今の子どもの状況に合わせて、どう作戦を考えて、どのように支援して切り抜けていったらいいのか、指針、作戦はあるようでないことも多く、悩むことも多いと思います。
保護者が作戦を客観的に考える機会があって、まずは一歩、試してみる機会があれば、その次の一歩も試しやすくなると思います。少しずつ試していけば、子どもが、よりよい状況に少しずつ近づいていけると思います。
カシオペアでは2010年から2024年まで特別支援教育支援員養成講座を29回開催、中久木が2015年から行っているフリースクールでは、多くの子どもたちから学ばせていただき、一定の結果がでるようになってきました。現在行っているフリースクールは、月、火、水、基本的に1対1の1時間半の支援です。
フリースクールに来ている子の保護者とは、その都度、お子さんの学習支援について話す機会があるのですが、他の保護者の方とは、私が学んできた気づきをお伝えする機会がありませんでした。そこで今年4月から、月1回、第2または第3金曜日の午前中に、小中学生の保護者の「気づき学びの場」を始めました。子どもを客観的に観察する。保護者の支援、考え、学校やその他の支援の環境を観察する。子どもの不安やストレスをどう考えたらいいか考える。毎回、参加者の事例を検討し、次の一歩を考える機会としたいと思います。たとえば、本人の困りごとと保護者の困りごとはどう違うのか。どのように考えて、どこから取り組めばいいのか。これから先のことをどのように考えたらいいのか。
中久木の基本的な考え方は、今井むつみ慶應義塾大学教授が著された、岩波書店「算数文章題が解けない子どもたち」、岩波新書「学力喪失」に書かれているスキーマ(思考の枠組み)を、一人ひとりの学習課題に合わせて、どう作っていくか?です。実際、小・中学校時代は、2年ごとに大きく課題が変わってきて、保護者が一人で考えていると大変です。
毎回5人~10人前後が参加しています。12月も行います。午後の部終了後は学習支援の相談もお受けします。フリースクールカシオペアとアサヒキャンプ名古屋に参加したことのある小中学生の保護者が多いことをご了解の上、お申し込み下さい。
今後の開催日 11月22日(金)、12月13日(金)、2025年1月17日(金)、2月21日(金)、3月14日(金)
★午前の部 タイムスケジュール
9:20 開場 受付 各自、気づき学びシート記入開始
9:40 開会 あいさつ 中久木話 時にビデオ上映
10:10 シート記入
10:30 課題発表 ケーススタディ 10分×6ケース
11:30 まとめ
11:40 終了 昼食(各自昼食持参)12:30 終了・退出
★午前の部 タイムスケジュール
12:40 開場 受付 各自、気づき学びシート記入開始
13:00 開会 あいさつ 中久木話 時にビデオ上映
13:30 シート記入
13:50 課題発表 ケーススタディ 10分×6ケース
14:50 まとめ
15:00 終了 おしゃべり 15:30 終了・退出
★カシオペア事務所&交通案内 名古屋市熱田区森後町7-14沼田ビル3階 NPO法人子ども支援室カシオペア ・ 地下鉄名城線 熱田神宮西①出口徒歩1分 中駒ビル(10階建)西隣 ・ JR熱田駅 徒歩5分 名鉄神宮前下車 徒歩10分
★参加費 2,000円(1回につき。参加費納付は当日受付にて)
★参加お申込みの条件
①会で記入した「気づき学びシート」を会の終了時提出に同意できる人(記入用紙のコピーはお渡しします)
②参加費2,000円を了承できる人。午前午後とも定員12人。先着順。参加費納付は当日受付にて。
③会の中で知りえた個人情報の「秘密保持」について誓約できること
★申込方法 2週間前までに、①名前、②郵便番号、③住所、④電話、⑤携帯番号、⑥お立場、⑦参加の動機、⑧お子さんの学年と性別、⑨参加予定日と午前午後を明記し、メールで下記に送信して下さい。先着順。受講受付を3日以内に返信します。申込先【子ども支援室カシオペア】kodomosien@gmail.com電話052-228-0842 FAX052-228-0846 〒456-0024愛知県名古屋市熱田区森後町7-14 沼田ビル3階
NPO法人子ども支援室カシオペアホームページ http://kodomosien.nagoya/
フリースクールカシオペアの案内はこちらです。
240718◇フリースクールカシオペア案内
2024年7月、愛知県近郊の公立小学校の現職教育研修「個に応じた学習支援についてーLD、ADHD、ASDの特性を踏まえた支援」にて、中久木が行っているフリースクールカシオペアの支援とその考え方について現場の先生方にお伝えする機会をいただきました。貴重な機会をいただけたことに、関係者皆様に感謝申し上げます。
こちらは、2024年春に開催した「特別支援教育支援員養成講座」の要項です。次回の開催は未定です。
240111◇2024年春期特別支援教育支援員養成講座応募要項 追加募集10人PDF版
2023年9月18日から10月29日まで行った秋の支援員養成講座は、予定通り終了しました。講師の先生方、受講者の皆様、ありがとうございました。最終日に写した写真を下記に掲載します。「支援の軸ができた!」話される方が多数おみえでした。
231103◇2024年春期特別支援教育支援員養成講座応募要項PDF版
231104◇2024年春期特別支援教育支援員養成講座応募要項word版
【養成講座のねらい】
コロナ禍3年を経て、不登校29万人、通級利用者過去最高、少子化の進行が毎日の話題となりました。女性の就労率も上がり、教育費も子育てのタイムパフォーマンスも気になる時代です。学校教育現場ではICT機器の利用が日常となり、不登校の低年齢化、高校進学と合理的配慮、教員の負担増、教員のなり手不足も日々の課題です。
この講座は、特別支援教育支援員の養成をしていくとともに、保護者や学校関係者、支援者が学ぶ講座です。校長先生や教員の方たち、民間で子どもの指導をされている方たちもご参加くださっており、ワークショップやお昼休みの時間に実施されているグループセッションには、いろんなお立場の方たちからの考えや意見が聞けて、視点が広がったと好評をいただいています。早期発見早期対応を実現することで、後々の対応が楽になります。そのためにも、発達障害に特化した当講座を学んで戴くことで、専門性ある人材が育って戴けることが非常に重要だと考えています。
特別支援教育支援員の配置の全国平均は1校2人ですが、いまだに生徒数が600人であっても、支援員が1校1人の地域もありますし、支援員の配置時間が子どもの学校生活の6割程度の市町もあります。低学年の時から早めに対応することが、子どもの自己肯定感を保ち、学習意欲を下げないことにつながりますが、現実は後手になって、子どもの学習意欲低下が慢性化したり、不登校につながったりするケースが多いようです。
この講座は、名古屋市の制度に先駆けて、2010年春に第1期養成講座を実施、その後、春秋の年2回開催、2023年秋の第28期養成講座までに計930人の方が修了、名古屋市をはじめ、愛知県内の小中学校で、多くの方が採用され、活躍されています。東海3県以外の地域から受講される方もおみえです。修了生は2010年から市内の小学校で学習支援ボランティアを開始、現在も緑区の桶狭間小学校などに入って活躍しています。
支援員がクラスに入ると、先生はさまざまな対応、指導がしやすくなります。支援員は、一人ひとり違う状態像を示す個性豊かなLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)などの子たちについて理解と対応スキルを学び、その学校の指導方針(個別指導計画)を理解し、先生方の指示を受けて支援する力量が必要になります。子どもが何に困っているのか、その原因は何か、どのような支援をすればよいのか、現場で役に立つ支援員を養成するために、さまざまな分野の専門の先生方にご協力いただき、共に学び合いたいと思います。
●2023年2月6日から3月19日までの「2023年春期 特別支援教育支援員養成講座」は無事、7日間講座を終了しました。
●2022年9月19日から10月29日までの「2022年秋期 特別支援教育支援員養成講座」は無事、7日間講座を終了しました。学習に困難をかかえるお子さんの保護者、支援者、学校の先生らが熱心に学ばれました。受講者の感想です。
受講者のお姿から、子どもが幸せな学校生活、社会生活を送るために、本人の発達の特性を理解し、その子に合わせた適切な支援をしていくことを学ぶことが大切であることを、あらためて、感じました。さまざまな課題がある子どもたちの現状をいい方向に変えていくために、まず学ぶこと、そしてさまざまな角度から考える。仲間と共に考える。そして次に進む方向を考える。それがこの講座です。
専門家の知識を取り入れ、考え、作戦を立て、試行して、フィードバックして、次に進む。悩んでいるよりも、立ち止まっているよりも、問題解決につながっていくと思います。
コロナ禍を経て、学校教育も変わってきました。先生も目の前のお子さんの対する客観的な学びが必要になりましたし、保護者も、先生と話し合って、わが子の教育を考えるために、専門知識を知る必要が現実としてあります。何をどうお願いしていいいか、見当が定まらないからです。
この講座は、子育ての時間、教育の時間も、活用できる社会資源も限られている中で、どうしたらいいか、効率よく、効果的に学ぶ機会になると思います。多くの知恵が、講座の場に集まってくるからです。対面ならではの研修会で、多くの仲間と学び、その学びの過程を通して、子どもへの支援、保護者・支援者の成長、そして子どもの成長につながっていきます。ご興味のある方はぜひご活用下さい。保護者、支援者、学校関係者などの方が参加されます。
・2022年春期特別支援教育支援員養成講座より。
3月19日、最終日に記念撮影をしました。
春に受講された方の中で、講座の感想を「note」に投稿されていらっしゃる方がおみえです。紹介させていただきます。
2022年春期特別支援教育支援員養成講座を受講された方のご感想
▼「特別支援教育支援員養成講座」を受講して得たこと
https://note.com/neinote/n/n810a078fdf6f
ご参考までに 2022年2月6日から3月19日まで、7日間おこなった
2022年春期特別支援教育支援員養成講座の一覧表も掲載しておきます。
2022年春期特別支援教育支援員養成講座一覧表のみ PDF
以下はその他の情報です。
・中日新聞2021年10月14日「気づきにくい読み書き障害できないつらさ知って」の記事に当養成講座のことが掲載されました。吉田さんが話している写真は、9月23日の講座です。
2021年10月14日中日新聞記事 「気づきにくい読み書き障害」 のリンク
ディスレクシア協会名古屋のホームページができました。
ディスレクシア協会名古屋のホームページ
https://dyslexia-nagoya.org/contact/
「発達性ディスレクシア支援センター」を立ち上げ、検査も行っています。
●フリースクールカシオペアでの井上将臣くん
事務所で月、火、水に行っているフリースクールカシオペアは、2023年1月17日にメーテレの取材、3月13日に東海テレビの取材を受けました。取材を受けた井上将臣くんは、「ことばつかいかた絵じてん」を、11月6日、10か月かかって、すべて音読で、393ページある本を読破しました。
読み切る直前の10月30日、動画撮影をしました。撮影者はお父様。フリースクール32回目。この10か月、1か月平均3.2回の利用、【カシオペアメソッド《5分学習、5分遊ぶ》の繰り返し】、メーテレ取材から9か月、東海テレビ取材から7か月後の様子です。この日は、ババ抜き5分、音読5分の繰り返しで、開始から1時間後の音読5回目と6回目の音読です。ご覧下さい。
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井上将臣くん(小3)、5回目の音読(2023年10月30日)
井上将臣くん(小3)、6回目の音読(2023年10月30日)